株式会社クエスティオ

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「日本の将来を担う子供達に自然の不思議や科学の楽しさに興味を持ってもらうこと」

  青少年の科学技術離れが進み、それが高校生や中学生、さらに若年化の傾向さえみせてきました。この原因の一つに挙げられるのが、社会から実体験の場が消え、科学の魅力を体験できる機会が減ったということです。

  我国の理科は、子供達にとってはあくまでも机上の学問であり、理科実験の中で興奮し感激する場面に遭遇する機会が少なくなっているように思います。例えば、鉄棒で逆上がりする命題が与えられた場合、最初は驚きや戸惑いを感じながらもチャレンジすると思います。そして出来るようになった時、得意満面で興奮し更に新しい技に挑戦していきます。

  科学も、先ずはチャレンジするきっかけを与える事が重要です。

  ささやかではありましたが高専教員時代に個人的に行ってきた科学啓発活動が、やがて学校を巻き込んで開催する科学教室となり、地域の学校や市の要請で広い年齢層に対して行うまでになりました。ここで経験した事は、様々な実験や工作を体験しながら科学の不思議・面白さを実感すると、子供達は生き生きとした笑い顔を見せるということです。

  定年を迎えるにあたり今後どの様に過ごすか考えたとき、「やはり現場で実際の実験を子供達に実感してもらい科学啓発活動を進めていこう」、「特に都心部の科学館に行く機会がなかなか得られない子供達に直接本物の科学を体験してもらおう」と考え今までの卒業生達に相談したところ、これに賛同して、現役の大学院生、企業の研究者が働きかけて「未来理科研究会(FSS)」を立ち上げてくれました。

  私の夢は、「未来をになう子供達に科学の不思議や楽しさ、自然現象の仕組みを伝える為に、手作り装置を携えたリヤカーを引いて全国の子供達が科学に興奮し感激する姿を求めて回りたい」というものでした。夢を持ち続けることの大切さをいまさらながら感じた次第です。

  いよいよ科学啓発活動に一歩踏み出したところです。要望に限らず、全国どこにでも出かけて行きたいと思いますので、是非お声かけ頂ければと思います。まだお会いしていない皆様の前で実演出来る事を楽しみにしております。
東京工業高等専門学校   特別客員教授
菊地   章